この切手はアメリカ(USA)から、1945年に「硫黄島の戦い」勝利1周年記念として発行されたもので、硫黄島「すり鉢山」頂上に米国国旗が、今まさに掲揚されんとする場面を描いています。
クリント・イーストウッド監督作品の映画「父親たちの国旗」を見てみると、硫黄島の「すり鉢山」で、アメリカ国旗を掲揚している写真は報道用に意図的に作られた写真だった事が良く解ります。それは題名にも表れていて、国旗を現わす英語の単語が「Flags」と複数形に成っていることでもわかります。監督の意図がここに表現されていると言えるんじゃあないでしょうか。この映画は国旗掲揚に駆り出されたアメリカ兵士6人が主人公の物語で、彼等はマスコミ、当時の新聞に写真入りで掲載されて、アメリカ本土での英雄となったが、米国の財務省がそれを利用したという物語になっています。
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